空間メディア論Ⅰ 2023/02/18

劇場は、判りきったことを確認しに行く場では決してなく、それによって「世界の見方が変わる自分」を発見する場です。人が外の世界に向かって感情や事物などを発信したり捉えたりすることと同様に、都市の「場の変容」を伴う劇場という存在は、私たちの「文明的表皮」として現在を呼吸しています。ここに登場する領域もまた、世界そのものである舞台が包括すべく様々な表現なのです。